鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
……。
声を掛けてみたは良いけれど。
何て話しかけたら良いんだろ。
決めてからにするんだった……。

わたしと立花さんは、ほとんど会話したことがない。

「どうしたの?
具合でも悪い?」

保健室行こうか?
と、立花さんは心配そうに、俯くわたしを気遣っている。

優しいんなぁ、立花さんって。
< 22 / 254 >

この作品をシェア

pagetop