鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
「で? どうだったよ、衣装あったのか?」

「そ、それが……」

委員長の言葉に、立花さんは顔を紅くして、困ったように俯いた。
え、あったの? なかったの?
それともサイズが合わなかった?

なんだろ、その反応、と疑問に思っていると、瀬田君が笑った。

「問題ない問題ない、ちょうどいいのがあったし!」

あったんじゃん、ちょうどいいらしいのが。


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