私とキスと横恋慕。
私と嘘と五分咲き




き、緊張する…

どうしよう。まずはおはよう?

それとも昨日のこと…



私が朝から何を緊張しているかと申しますと、

先日晴れて両想いとなった桐山…
ではなくて、

私の親友 竹内美羽に話しかけることです。



やっぱり気まずい!

でも…
えーい!頑張れ、私っ!



「…みっ…美、羽」


「沙々!おはよう。」



私がなんとか絞り出した声と真逆に

美羽は明るく私に挨拶をした。



「おは、よ…」


「昨日のこと、昼休みに聞かせてね。」


「うん…」




美羽はありがとうと笑顔で言うと、

ところで…といつも七美と立夏と話すような世間話を始めた。



和やかな話題に甘え、私も次第にいつもの私になっていった。





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