愛を探して・・

✡✡社長の食事


社長の作った食事は、
美味しくて笑みが漏れた。

社長は、ずっとその様子を見ていた。

それから、シャワーを借りた。
服も、社長のをお借りしたが
何重にも折り曲げてきた。

私が、シャワーを使ってる間
倒れる心配からか
すぐ横の壁に寄りかかり
社長は、待っていてくれた。

不思議な人だ。
冷酷無比の貴公子と
呼ばれている人なのに
温かさがある。

「シャワーと服、ありがとうございます。」
と、言うと
ミネラルウォータをくれて
「飲め。」
「はい、ありがとうございます。」
と、言って飲んだ。
とても、美味しく感じた。

鞄の中に形態用の化粧品があったから
とりあえず、それを使った、

社長は、私の顔を見ることなく
パソコンを見ながら仕事をしていた。

私のその様子をソファに座って
見ていたが、いつのまにか
また、寝ていたみたいだ。

次に目を覚ますと
私の体は、後ろから抱き締められていた。
社長だ。

どうしょう。動けないし
動くと起きちゃうかな
でも、久々にゆっくり眠ったようだ。
ここのところ、体調がよくないのと
眠ると、彰さんにされた事を
夢に見てしまい眠りが浅かったから。

モジモジしていると

「どうした?目が覚めたのか?」
「すみません。起こしてしまいまして。」

「ああ、問題ない。
まだ、早いからもう少し寝ろ。」
と、言われて、社長の方を向かされ
抱き締めされた。

調度、社長のを心臓の所におでこがあたり
社長の心臓の音が聞こえる。

規則正しくなる音に
安心して、また、眠ってしまった。
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