愛を探して・・

✡✡どん底


私は、総合病院で
産婦人科に回された。 

そこで、質問を色々されて
検査されて診察を受けた。

全てが、終わり
先生に呼ばれた。

そこで‥‥‥
「月島さん、
貴方は妊娠されています。
いま、四ヶ月を過ぎています。
内科に先に行かれたところを
みると、妊娠されている自覚は、
なかったのでは?」
と、女医の先生から
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「月島さん、月島さん?
大丈夫ですか?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ハイ。」
「まだ、独身でいらっしゃるみたい
ですが、赤ちゃんを出産されるなら
問題ありませんが
おろされるなら、早くしないと
難しくなります。
どうされますか?」
「‥‥先生‥‥少しだけ
     待って頂いても‥‥‥」

「はい、あと一週間程なら。
もし、おろされるなら
この書類を記載してお持ち下さい。
時間がありませんが、
よく考えて下さい。
人を一人育てると言うことは
大変な事ですから。」
「‥‥‥はい。
‥ありがとう······ございます。」

私は、家にも帰れずに
公園のベンチに座りこんだ。

あのときの子だ。

どうして?

どうして‥‥今なの?

私に‥‥幸せはないの?

この子を‥‥産んで育てる?

私を·····無理矢理‥‥抱いた人の子を?

結婚してる‥‥男の子供を?

涙が、流れて
    止まらない‥‥‥

私は、フラフラと歩き
  ママのお墓に来ていた。
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