愛を探して・・

✡✡梨乃の家族


月島は、辛うじて命は取り止めた。

あと、数分でも遅かったら
危なかったと。
俺が連絡をしなかったら‥‥
‥‥と、思うと
ゾッとした。

春樹もホッとして、直ぐに
警察に連絡をした。

月島は、個室に移され
詳しいことは、家族が到着してから
家族に話すと
いうことだった。

少しすると
バタバタと足音がして
若い女と年配の女
若い男が入ってきた。

若い女が、
「大賀さんですか?
香本です。
本当にありがとうございました。
こちらは、梨乃のおばで薫さんです。
こちらは、お兄さんの真さんです。」

薫さんは、
「ありがとうございました。」
真さんは、
「どうしてこうなったのか
ご存知ですか?」
と、訊ねたから

俺は、
「わかりません。
それと先生が、月島の状態は、家族に
話しますとのことでした。」

真さんと薫さんは、
先生と話しに行った。

俺と春樹は、幸さんに改めて
挨拶をして、お兄さん達が
戻るのを待った。

暫くして、戻ってきた二人
薫さんは、泣いていた。
真さんは、苦渋な顔をしていた。
幸さんが
「薫ママ、真さん
聞いてもいい?」
と、言うと
薫ママは、真さんをみる
真さんが、傾いたから
話をしてくれた。
< 34 / 95 >

この作品をシェア

pagetop