Heaven~第ニ章~
「よっ、こないだの情報は役に立ったか?」

「あ……まぁね。ありがとう」

「その変わりって言っちゃーあれなんだけど、ちょっと付き合え」


蓮沼は私の返事を待たずに歩き出した。


私も少しは学習した。
蓮沼と獅朗。
この二人には何も言っても無駄ってこと。


ドンドン進み路地裏へ入って行く。


「早く来いよ。誰かに見られたら面倒だろう」


それは蓮沼なりの気遣いだった。


気遣い出来るなら連絡してからにして欲しいんだけど……

< 171 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop