Heaven~第ニ章~
「だから、違うってば」


って言うか、
何で私は獅朗とこんな話をしなくちゃいけないのよ。


「え?バイクは?」


話ながら獅朗がバイクの前を素通りしようとしていた。


「あ?買い物って言ったろう」

「バイクで行くんじゃないの?」

「こんなバイクじゃ目立つだろう」

「まぁ、そうだろうけど……」

「椿が目立ちてーなら、バイクで行っても良いけど」


私にとってみたら、
バイクで行くのも、獅朗とこうして歩くのもどちらも目立つんだけど……


それでも歩く選択したのは、
何かあったら隠れることが出来そうだと思ったから……


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