隣の席は君だけ


啓哉の席をふっと見ると

女子が沢山集まっていて

啓哉もいつもと変わらないままだった



私とのことは簡単に割り切れちゃうぐらいのものだったの?

そう思うと苦しさを抑えることはできなかった

私は今にも溢れそうな涙を溜めて啓哉を見つめた


啓哉は一瞬振り返って目を合わせたがすぐに逸らされてしまった



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