殺人鬼と私

 「刺せないんですか?」


 「そういう訳じゃない…。ねぇ、質問してもいい?」


 「なんでしょう」


 「刺すものって今決めなきゃダメ?」


 男の子はキョトンとしてから首を傾げた。


 「いくらでもこの部屋に刺すものはありますよ。僕にお嬢さんに、お嬢さんにこんな劣悪な暮らしをさせているコイツとか」


 管理の人……。



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