お隣さんはイケボなあなた
「もう……、ほんとそういうところ、ズルイ……」
昨日色々、恥ずかしいことまでぶちまけたせいだろうか。
今日は、いつもより素直に思ったことを言えてしまう。
「ハハッ。さ、入って?」
矢嶋はそういうと、千紗の背中を、そっと押した。
彼の部屋は、相変わらず綺麗に整っている。
ブルーのカーテンの向こうから、日差しが差し込んできていて、爽やかだった。
「座ってて。佐伯さんから、いいお茶漬け届いたんだよ」
彼は、ニコニコしてキッチンへと向かった。