私の小さな願い事
月を見る依里を見て

依里がかぐや姫じゃなくてよかったと

しみじみ思う


「慶喜様?なに?」

「いや、真剣に見ているなと」

「ウサギがいるって聞いたことあって…
見えないなぁって」


二人して、おとぎ話のことを考えていた

「依里… 俺のこと好きか?」

「うん」


嬉しいけど……ちょっと違うなぁ


「私ね…… 慶喜様に触られたい」

「へ?」


何言い出した!!!


「夫婦のすること、大変だから…
嫌だなって、思ってたの」


知ってる…… よく、言ってた



「だけどね…… 慶喜様に触れて欲しい」



むしろ……触れたい!!!



「私……慶喜様に恋してるみたいなの」

「ずっと聞きたかった!!
依里から、俺を思ってるって言葉!!」


すげぇドキドキしてるんだけど



月見の夜、依里は大胆になるのだろうか



俺の頬に手を添え、口づけをしてくれた



「触れてくれないから、しちゃった」



落ち着け俺!!!


依里を抱きしめた


依里が俺を好きだなんて、嬉しい




二度目の夜も大変だったそうだ





「今度は、女の子かなぁ」


ん?


「ねぇ?どっちかなぁ?」


こりゃ誤解してるな


「依里、一度で子が出来るとは限らん
子が欲しいのなら、何度もせねばならんのだぞ」

「え!!!」


やっぱり……


「大変だぁ…… 慶喜様、私お子が欲しい
でも、大変だから、そんなにたくさん
できません…… どうしょう」


「少しづつしたら良いだろ」


「ん?おまかせします!」


よくわからないらしい


そこも依里の可愛いとこだな







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