恋の相手は強引上司
嘘じゃない。

元々私たちは付き合うべきではなかった。一馬にはテレサって女の人がいるんだもん。

キャ~ズマ~~って言ったって一馬は許せちゃうんだもんねっ。

どう考えたってあの人の方がつり合い取れてるよ。

だからもういいの。

深入りする前でよかったよ。

一馬との今までの事を消し去るように生ビールを一気に飲み干し

おかわりをした。

だけどママは眉間にしわを寄せ信じようとはしない。

それどころか一馬となにかあったの?とまで聞いてくる。

何もないと言っても信じてくれない。


一馬と会うまではここでお酒を飲むのが好きだった。

だって居心地がいいんだもん。誰にも気にせず自分の家とまでは言わないけど

そのぐらい気楽で自分らしくいられたのに

ママに一馬の事聞かれるようじゃ~もう前の様にはいかないかも・・・・・

あ~~~!もう!最悪。

「ママ!」

「はいっ」

「……お茶漬け作って~~~~鮭で」

もう…ご飯食べたら帰ろう。

私は残りのビールを飲み干した。
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