恋の相手は強引上司

俺の事・・・・・好きでしょ?

「どうぞ」

玄関のカギを開けるとまるで自分の家に帰ってきたかのように

一馬は靴を脱ぐと家にあがりソファーに座った。

っていうかさ・・・・

なんか勢いでこうなっちゃったけど

そもそも私はまだ府に落ちない事ばかり。

それに何も解決してない!・・・・と私は思ってる。

「座んないの?」

自分ちにでもいるかのようにくつろぎながら一馬は自分の座っている横を

指さした。

座れって事かい。

こっちはモヤモヤだらけで悠長に座ってられる?

「それよりも・・・・こんなとこにいてもいいんですか?」

「は?」

「彼女が待ってるんじゃないんですか?」

「彼女?彼女のとこに今いるじゃねーか。何いっての?しかも
わざとらしく敬語なんか使っちゃって・・・・それよりも~座ったら?って言ってんだけど」

一馬は自分の横に座れと呆れ顔でソファーを叩いた。

「結構です」
< 125 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop