雪の降る日に。
「…え?」

もう少しで中学3年が終わってしまう、12月。

周りは受験シーズンなのに、私は勉強したいことがあって私立に行くことがもう決まっていた。

だから、実際受験には全く興味なし。

そんなことを考えていた罰だろうか。


「今、連絡があったの。あなたのおじいさんが亡くなったって…」


私、大里 有希(おおざと ゆき)の祖父はたった今、人生の幕を下ろした。

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