鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「あ、うん、2人は常に話題だしな、お互いの利害が一致するって言うの?
俺は、そういうの楽しいかなって思うから、いいよ」

「ちょっと遠藤、いいのかよ、こんなバカな弟の言うこと聞いて」

慌てる兄貴に笑う遠藤先輩。
おお、爽やか。

「瀬田。
立花美空とお前の弟、これは映画部にとって、良すぎるキャストだぞ?
何しろ2人は校内で常に、話題だ。
それに、楽しそうじゃないか。
やろうやろう」

「あ、おお……?
そんなもんか?」

兄貴は戸惑っている。
< 188 / 434 >

この作品をシェア

pagetop