鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
それからと言うもの。
瀬田は、触りたくても触れないもどかしさに、耐えたり耐えれなかったりしていた。

つい触ってしまって

「1日伸びたよ?」

と何度か言われ、結局罰ゲームが終わったのは3週間後だった。
その期間を取り戻すように、瀬田は相変わらず立花を触りまくって、イチャイチャしている。

「あんまりひどいと、また怒るからね?」

「ああ、見極める。
美空に触れれないなんて、俺、ショックで少し痩せたんだぞ?」

「痩せた……?
大丈夫? ごめんね、瀬田。
あたし、意地悪だった……?」

あ、立花、ダメだって。
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