鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「俺の美空が、ご迷惑をかけました。
2人とも、すいません」

店長のコートを手早くハンガーにかけてラックに戻した瀬田が、彼女の隣で頭を下げた。
俺の美空、と。
これも、ノロケに入るのかな。

「あ、いや、いいけどよ。
まぁ2人とも、頭上げて座れって」

はい、と、店長の声に2人は従って、ソファに腰をおろした。

「まぁ、大人として注意くらいはしとくか。
お嬢さん、気を付けないと危ねぇぞ?
こんな時間に女の子が一人、外で寝てたら、運が悪けりゃどんな目に遭うか」
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