鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「瀬田パンダなんか、だいっきらい!
店長さんにくれてやります1」

彼女はそう言って、勢いよく立ち上がったかと思ったら瀬田の横をすり抜けて出て行ってしまった。

「だいっきらい……。
初めて言われた……。
美空が俺のこと、大嫌い……」

瀬田は、放心状態だ。

「おい瀬田、呆けてる場合じゃなくないか?
彼女出てっちゃったけど……」

「大嫌いって……」

俺の声も、どうやら届いていないらしい。
俺はだいっきらいより、瀬田パンダが気になったけど。
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