双姫 Ⅰ

これからは



皆が紘にぃ達を連れて来てくれ、
そのおかげで和解する事が出来た。

本当、皆には感謝してもしきれない。


「なぁ、朱音。
これからどうするつもりなんだ?」


紘にぃが言いたいのは東条の事だろう…。


『…正直分からなくなった。
でも、『蛇蝎』は潰したい。』


『蛇蝎』が存在する限り
私は東条を憎み続ける。

それに真白のように周りに危害が及ぶ。


『次いでに『千騎組』も。』


「組は俺らに任せろ。
『神崎組』と『樺沢組』で討つ。」


「うん、親父に言ったら次期組長だから
好きにしろって許可貰った。」


いつの間に!?


「朱音は…アイツだけに専念しろ。
でも、殺しそうになったら止める。良いな?」


『…うん、全力で止めてね。』


私は皆に頭を下げた。


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