【短編】グラさん観察
とはいえ、夜まで残り5時間とちょっと。
いったいそれまで何をしてたらいいんだ!!
1人、頭を抱えるあたしとは対照に、無表情の壱。
それって、壱はあたしに興味が無いって事なのかな?
壱の横顔を見ながら、そんな事を思っていると
あたしの熱い視線に気付いた壱と目が合った。
「あのさ、夜連絡したいから、メアドいい?」
「うん。もちろんいいよ!」
何食わぬ顔でケータイを取り出して、赤外線で番号を交換した。
かくしてあたしは、今日の目標であった「壱のメアドをゲットする」を
クリアしたのであった。