【短編】熟女の恋愛事情
そんなりかが、旦那が亡くなってから付き合いだしたのは、三歳年上の男性だった。

紹介したのは、五歳年下と三歳年上の男性。


りかが、選んだのは、年上彼氏だったんだが…

好きになったのは、年下くんだった。


まず、年下くんと会っていたんだが…
年下くんの家庭の事情などがあり、付き合うのに少し待って欲しいと言われた。

それを不服に思い、年上彼氏にしたんだが…


年上彼氏と付き合うと決めても、年下くんと会って、関係を持つことをやめなかった。


それには、年上彼氏との付き合いも関係している。


年下くんは、大人の関係を求めていた。

だけれど、それは、単に身体の関係を求めていたわけじゃなく、誠実で理解ある付き合いを求めていた。

いろいろな都合により、会えないこともある。
それでも理解して他の男へ簡単になびいたりしてほしくなかったんだと思う。

実際、りかと会うようになって、誤解を生まないように周りの女との連絡を取らないようにしていた。
私の知り合いだったんだが、りかが誤解するといけないからと、私との連絡も断っていた。

りかに、『好き』だなんて言ってなかったが、肉体関係についても、他の女となんて持たなかったんだろう。


そういうのが嫌だと言っていたからね。



だけれど、りかにとっては、『好き』という言葉をもらえないことが不満だった。


冷静になれれば、よかったんだが、りかに冷静になることは、できなかった。
会いたいと思えば、無理にでも会いに行って、身体だけでもと、関係を繋げていた。


そうしながら、年上彼氏ともデートを重ねていた。

年上彼氏と三回目のデートのときに、りかが彼氏をホテルへと連れ込んだ。
いつものパターンなんだが、そこで年上彼氏への不満ができてしまう。


エッチの仕方が不満だったようだ。
< 4 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop