土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~




忠兵衛「とりあえずば、おめでとうございます。」




土方「あぁ。長かった・・・。でも、あのおなご、何で、時渡りまでしてくれんだ?」




普通に考えたら、おかしい。




まぁ、明日になったら止めると言いかねない。




俺は、約束の日まで、毎日、梓と一緒にいた。





梓「沖田先輩!見て下さい!ちゃんと、言われた物、用意しましたからね!」




土方「ありがとう。梓。」




俺は、梓の頭に手を置く。





梓「そうだ!沖田先輩!私、江戸時代の勉強しておいた方が、良いですか?知ってた方が、何かと、便利ですかね?」





何で、コイツは、行く気、満々なんだ?





やっぱりバカだ。





時代の流れを知っているという事は、便利だが、危険が伴う。




そんな物は、背負いこむ必要はない。





土方「梓は、来てくれるだけで、大丈夫だよ。問題ない。」





毎日、会ってると、情が湧いてくる。





こいつが、可愛らしく見える。




というか、危なかっしくて、目が、離せねぇのかもな・・・。




俺は、忠兵衛にいわれたことを実行する。





元の時代に帰って、呪いが解けると、ここにいたときの記憶が消えるらしい。




梓の言葉に、暗示をかける。



土方「ねぇ、梓?大事な事を覚えていて欲しい。」




梓「何ですか?」




土方「もし、僕や僕の仲間に、どこから来たって言われたら、150年先の未来から来たと言って欲しい。でも、それは、僕がいるところ以外では絶対に言わないでね。これは、約束だよ。」




梓「わかりました!私、沖田先輩の側から、離れませんから。」



土方「っ!」




ニコッと笑った梓がとても、眩しく見えた。






そして、数日後、梓は、時渡りの戸を開けた・・・。







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