君を想う【実話】




ガラッ―




その音に、全員が一斉に扉を向く



「寝坊しましたーっ」



瑠奈は明るく言い放つ




これが、瑠奈だから―..




「るなぁーっ!?」



みんなが騒然とする中から、間抜けな声がチラホラ聞こえる



「佐々木ーっ!?」



教員までもが驚異の声をあげる



その光景に緊張がとけ、思わず笑ってしまった



後ろに座っていた静、麻衣、綾の三人が駆け寄ってくる



「るなぁっ!!」



連絡をしなかったことに怒られるかと思ったが、三人は歓喜の声をあげて瑠奈に飛び付いた



「お前、長期休暇とりすぎっ!」


「派手に登場しすぎだから〜!笑」



竜や裕也達は、体育館の踊り場にいたらしく笑いながら下りてきた



久々の再会に、みんな何も聞かず笑顔で迎えてくれた



「あ、えーっと..とりあえず佐々木達、座って!続きは後でやっていいから」



マイク越しに慌てる校長の声で、式が中断していたことに気付く



とりあえずみんな大人しくその場に座って、式が終わるのを待った
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