君を想う【実話】
話を聞いて、溢れそうになる涙を必死に堪えた








瞳さんと拓磨は二年近くもの間、付き合っていた



そして、二年記念日を間近にして些細なことで喧嘩をした



しばらくすればまたいつものように戻ると思っていた矢先



瞳さんは事故にあい、この世を去ってしまった―






「俺がいつもみたいにそばにいれば、瞳は死なずに済んだんだ..」



初めて見る拓磨の涙



「初めてお前を見た時、瞳が帰ってきたんだって思った。お前は、すげぇ悲しい目してた。俺が助けてやんなきゃって..」



瑠奈はそっと拓磨を抱き締めた



「でも、瞳とお前は見た目以外は全然違った。少しずつ、お前に惹かれてく自分が怖かった。瞳を忘れてくのが怖かった」



その言葉に、瑠奈の涙が溢れる





拓磨は、瑠奈を見ててくれた..





そんな自分を許せなくて、瞳さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだったんだ..





瑠奈は何もわかってなかった





拓磨は目の前にいる瑠奈を見てくれていた―





そんな拓磨を見ようとしなかったのは、瑠奈なんだ..





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