君を想う【実話】
しばらくすると、竜が瑠奈の座ってる椅子に無理矢理座りこんできた


「邪魔なんだけど!」


「立花さんが瑠奈に汚染されないようにしてあげてんの!笑」


「はぁ?なにそれ〜!」


言いあいをしてる二人の前で、何故か綾は顔を真っ赤にしてうつ向いてる


話かけようとすると、竜に肩を捕まれた


「そうそう、裕也が話あるみたいだけど?」


「え?なんで?」


バランスを崩しそうな瑠奈の体を支えて、竜は話を続ける


「裕也、お前に未練タラタラなの」


竜はわざと大袈裟に顔をしかめた


「まぁ、気が向いたら話くらい聞いてやんな!」


それだけ言うと、瑠奈の頭を軽く小突いて裕也達の元へ駆けていった
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