君を想う【実話】
「うわーっ!学校で会うの何ヶ月ぶりだよ!笑」
「たまにきても瑠奈いないんだもん!完璧行き違いだし」
手を取り合ってはしゃぐ二人
静は小学校からの親友
見た目は瑠奈寄りで派手だけど、お姉さんって感じの綺麗系
「静ちゃん、久しぶり〜!」
「麻衣ちゃん、お久ーっ!あっ!初めましての子もいるー!」
静は綾の手を取り、ブンブンと握手をする
綾は放心状態
今だに瑠奈を見て眩しいという綾に、静のキャラは濃いと一人頷いた
「新しく友達になった綾っていうんだよ!こっちは瑠奈の親友の静ね!」
瑠奈は、二人の間で勝手に自己紹介を済ませる
「あっ瑠奈!今日、あいてるなら遊びいこうよ!ってか瑠奈んちいくし」
「勝手に決めるなよ!まぁいーけどさっ笑」
瑠奈と静の家は五分もかからないくらいの距離で、前はしょっちゅう行き来していた
「あ、そういや担任に呼ばれてたんだ!帰る時、電話して!」
そう言うと、静は嵐のように去っていった