イカレポンチ


そして、家からも出なくなった。


誰にも会いたくなかった。


どうせ、上京するし。

もう、必要以上になにかをしたり

関係を持つのが嫌だった。







〜〜♩〜〜〜♩〜〜


携帯が、鳴る。

ユウの幼なじみで
リンとも仲良しのダイからの着信。

リンがでないからって
ママにも電話していた。


ユウが何か話していて
ダイがママに要らないことを言っても困る

と、思って。


数回めのコールの後に電話をとった。




『本間、お前電話出んよね』

「ごめん、どしたー?」

『どしたじゃねぇよ。
 お前ユウと別れたんか?』

「うん・・・」
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