『ゆる彼』とワケあり結婚、始まりました。
「あ…安心って……」
(…そんなの、できる訳ないでしょ!!)
ますます頭の中がパニクる。
誰もいないってことは、二人きりってことだよね。
二人きりで何するの⁉︎
遊んだり…とか、まず考え難いし、だったら食事…⁉︎
あ、そうか。あたし晩ご飯まだだった。
あっ、でも、剛さんはきっと食べてるだろうし。
…だったら何する⁉︎
まさか……
「………………」
変なことを考えてしまって、あたしは思わず赤面してしまった。
まともに彼の顔も見れない気がしてきて、ススス…とソファの端っこに寄った。
こっちを見てるふうな感じの剛さんに目もやれず、黙り込んでしまう。
頭の中で考えたのは、最後に男性と寝たのはいつだったろう…ってことだった。
(……武内の後で付き合った人達とは、いつも直ぐに別れてたから何もそんな事しなかったよね。大抵は騙されたり嫌な目に合ったりして、別れを切り出そうとしたら向こうからフラれるってパターンばかりだったし。
……だとしたら何⁉︎ もしかして、あたし、あの武内との夜が最後ってことになる⁉︎ あれが最後ならヤダ。あんな記憶、絶対に残しておきたくないっ!!)
ぎゅっと掌を握りしめた。
思い出したくもない過去の出来事を、何とか封じ込めようとする。
自分が犯した愚かな罰を、必死で考えないようにしたーーー
「……大丈夫。何も怖くないから」
(…そんなの、できる訳ないでしょ!!)
ますます頭の中がパニクる。
誰もいないってことは、二人きりってことだよね。
二人きりで何するの⁉︎
遊んだり…とか、まず考え難いし、だったら食事…⁉︎
あ、そうか。あたし晩ご飯まだだった。
あっ、でも、剛さんはきっと食べてるだろうし。
…だったら何する⁉︎
まさか……
「………………」
変なことを考えてしまって、あたしは思わず赤面してしまった。
まともに彼の顔も見れない気がしてきて、ススス…とソファの端っこに寄った。
こっちを見てるふうな感じの剛さんに目もやれず、黙り込んでしまう。
頭の中で考えたのは、最後に男性と寝たのはいつだったろう…ってことだった。
(……武内の後で付き合った人達とは、いつも直ぐに別れてたから何もそんな事しなかったよね。大抵は騙されたり嫌な目に合ったりして、別れを切り出そうとしたら向こうからフラれるってパターンばかりだったし。
……だとしたら何⁉︎ もしかして、あたし、あの武内との夜が最後ってことになる⁉︎ あれが最後ならヤダ。あんな記憶、絶対に残しておきたくないっ!!)
ぎゅっと掌を握りしめた。
思い出したくもない過去の出来事を、何とか封じ込めようとする。
自分が犯した愚かな罰を、必死で考えないようにしたーーー
「……大丈夫。何も怖くないから」