君との約束

高校一年



高校に上がるとミヤビの容態はあまり良いとは言えなかった。


ミヤビは、貧血で倒れたり頭痛をうったえたりするようになった。


そして、俺にメールが送られてきた。



FROM ミヤビ

件名 無題

✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽

裕太へ

私、きっと長くないかもしれない。
裕太は、私なんかより良い人を探して?

今まで私なんかと付き合ってくれてありがとう。
大好きだったよっ!!

✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽



俺は、すぐに電話をかけた。



プルルルルッ


『もしもし………?』

「なんなんだよっなんで、あんなメール出すんだよっふざけんなよっ」

俺は、怒りをぶちまけた。


『だって…私……この先長くないかもしれないんだよ?裕太は、もっと良い人を探さなきゃっ…………』

「なんでそんなこと言うなよ……俺は、お前と一緒にいたい………」

俺は、ちっぽけなプライドを捨てて泣きながら言った。


『いてくれるの?ミヤビと??』

「当たり前だろ?ずっと一緒って約束したろ?」

『嬉しいよ………ありがとう…大好きだよッ裕太』

「俺も、好きだよ……」


俺は、電話を切った。


長くないか…………


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