貴方がくれたもの
おまけ

父上様と柳之介


『拝啓 父上様
道子からようやく返事が届きました。
けれど、書かれているのは道子の好きな陰気きのこ頭のことばかり。俺はどうすればいいのでしょうか。P.S.約束通り、道子さんはいただきます。』

『柳之介くんへ
そうかそれはよかった。陰気きのこ頭とは、道子が好きなCDの彼のことだろうか。ようやく気付けたんだね、道子のことを考えるととても喜ばしいよ。君には災難だったね。
P.S.きのこ頭に道子を奪われているようじゃ、約束を満たしていないよ。まだ、道子はあげないからね』

『拝啓 父上様
道子からまた返信がきました。きのこ頭の比率は低くなりましたが、あなたとお祖母様のことばかり書いてあります。道子はいつになったら俺に目を向けてくれるのでしょうか。P.S.道子さんをもらえる自信がありません。でも欲しいです。』

『柳之介くん
災難だね。道子は私のことが大好きだからな。しばらくその話に付き合ってあげるといいよ。そして父の偉大さを知りなさい。君は私には勝てないさ。
P.S.道子にプラハまでの旅券を送りました。自分で頑張るように』


おとうさあああああああああん(;_;)

という柳之介と父上様の絡みがこのあとあったであろうという…それだけです、ハイ。

柳之介くんは道子に対してはひどく自信がないです。それも相まってデリカシーのない態度をとってしまうのかもしれないです。

< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

魔法のコンパクト

総文字数/1,588

青春・友情3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
わたしの前に、いきなり現れた「彼」は、こう聞いた。 ―――――君、変わりたいの? 内気で人見知りな中学生と、ある事情を抱えた青年の交流プロローグ。 since20170212 ※プロローグ的SSのみ、PVが伸びたら続き書きます。
i wish i could FLY

総文字数/17,344

恋愛(その他)24ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ずっと空を飛びたかった。 果てしなく高い空に昇れば、どこへでも行けると思っていた。 外国で暮らす奈緒美は、ある日、その国のエリートサラリーマンのカインと出会う。 二週間に一章。(次の更新は3月上旬「bad feelings」) ⚠︎次回は大幅に遅れます。申し訳ありません。
鉛筆のぼく。

総文字数/4,999

恋愛(純愛)7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ぼくは、おねいさんが大好きだ。 そしてどうやらそれは、 コイ というものらしい。 thank 阿宮さつきさん for your review!! ⚠︎ぎじプリ企画参加です。 この度、特集に選出していただきました。 ありがたい限りです。 本文中引用がありますが、著作権の切れた古いものなので問題ありません。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop