さよなら、先生
「はぁぁぁぁぁ…」
大きく溜息をつきながら、手の平の乗っているイチョウの葉をジッと見つめた。
そして思わず…、
クンッ---
…と、イチョウの葉を嗅いでみる。
先生の香りが少しでもするかな?
…って期待したんだけど全くしない。
どこか香ばしいような香りがするだけ---
ガッカリと肩を落としながら、ボンヤリとイチョウの葉をジッと見た。
まぁ、本当に先生の香りがするなんて思ってはいなかったけどね。
でもここまで酷く落胆するって事は、心のどこかで期待していたんだろうな。