Repair of the world~フルート吹きの魔法使い2~

その曲の真実

カズマさんが作曲家・・・!?

まさかこんな所で、同じ音楽の道に進んでいた人に会えるとは思わなくて、少し心が高鳴る。

「大学が作曲専攻でね。フルートは高校まで部活でやっていたから、大学でも選択で取っていたんだよ。「風」と言う曲はその大学時代にフルートのために書いた曲。まさかここで吹けるとは思わなかったが」

そう言ってカズマさんはフルートを見つめながら笑った。
吹けたことが嬉しかったのだろう。

本当にいい音色だった。
やっぱりフルートをちゃんとやっている人の音色は違う。


「リオンは、あっちではフルートを吹いていたのか?」

「あ、いいえ、あっちではトランペットを吹いていました。本当はプロになりたかったけど技量がなくて。で、リペアの道に進んで・・・」

「そうか。それじゃフルートを吹くのは大変だったな。吹き方も全く異なるから苦労しただろう?」

「それは実際今も・・・。楽器を直した後に軽く確認程度に吹くだけでしたし、小さい頃からピアノをやっていたお陰で絶対音感があった事だけ助かりましたが」

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