終わりの鐘

闇と星





「入って…」




できるだけ具合の悪そうな声を出す


r「遠慮なく〜」



普通に入ってきた
一度キョロキョロと部屋を見るとこちらに気付き寄ってくる


r ブハッ


立ち止まるといなや吹き出しやがった
いつでまでも止まりそうにないそいつにこえをかける


「おい…」


無理だよなぁやっぱこいつと和は…



r「あーごめんごめん…
まさか白が本当にやるとは思ってなかった ひゃー」



笑いすぎて出た涙を手ですくいながら絶え絶えの息でそう告げた璃空に思わず拳を握る



r「最高だね
紅華の総長さん ぷっ」



まつ毛全部抜いてやりたい



r「白と話したかったんだけどまぁしょうがない
戻るか…」





「おい…」




r「ん、分かってるよ〜
言わないよ…
まぁ少なくとも黒には絶対ばれると思うけどね あはっ」



無駄にテンションが高い
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