姫と年下王子たち
そうはさせまいと、俺はすかさずひなの腕を掴んだ。


「離してよっ…!!早く探さないと、どこかに流れちゃう…!」


…なんで、そんなヤツに執着するんだよ。

…なんで、俺じゃダメなんだよ。


俺は、ひなをこんなに必死にさせたことがない。


…それが悔しい。


「…大切な思い出のピアスなの!!だから、離してっ!」


泣きじゃくりながら、俺が掴んだ手を振り解こうとするひな。
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