姫と年下王子たち
本当は、「ご迷惑おかけして、申し訳ございませんでした」…とも言うべきだったのかもしれない。


でも、身に覚えのないことを認めるのだけは、どうしても自分のプライドが許さなかった。



「制服は洗濯したら、後日返しにきます…」


そのとき、男子更衣室のドアが開いた。


「あれ?秋月さん、もう着替えたの?今日は珍しく早いじゃん」


私服姿の長谷川くんが出てきた。
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