姫と年下王子たち
「秋月…、ひなです…」


沸騰したように顔が熱かった。


きっと今、あたしの顔は真っ赤っかだ…。

…余計に恥ずかしいよぅ。



「ひなちゃんか~。カワイイ名前だねっ」


と言って、カズヤさんはあたしの頭をポンポンと優しく撫でた。


「おい、カズヤ!さっそくフライングかよ~」

「そんなつもりじゃねぇよ!軽いあいさつだしっ」


周りから茶々を入れられるカズヤさん。
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