姫と年下王子たち
と、自問自答を繰り返す。


思い出せない記憶を必死に辿るが、やっぱり思い出せない…。


もしかしたら長谷川くんなら、なにか知っているかもしれない…。


あたしはもう一度、リビングへ行った。



「…ねぇ、長谷川くん…」


あたしが質問しようとすると、水の入ったコップを目の前に出された。


そして、あたしの手のひらに、二日酔いの薬を置かれる。


「とりあえず、それ飲んでっ」
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