姫と年下王子たち
「だから、ちょっとからかっただけだって。血は多いけど、傷は浅いから」


涼しい顔をしてサラリと話す、長谷川くん。


…なにそれーっ!?

心配して損したしっ…。



「このまま包帯で巻いておいたら、そのうち出血は止まると思う。心配なら病院に行ったら?」


長谷川くんは慣れた手つきで、あたしの中指に包帯を巻いてくれた。


「はい、できた」

「…ありがと」
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