姫と年下王子たち
タカシくんは右手に持ったナイフを、自分の左手の薬指にあてた。

ナイフの刃を少し傾けただけで、タカシくんの指からは血が滲み出た。


「コレ、切れ味もいいんだよ」


薬指の血を、おいしそうに舐めるタカシくん。

その姿は、血を好む吸血鬼のようだった。


タカシくんが血を舐めたとき、左手の中指から小指の3本の指の爪に、シルバーのネイルが施されているのが見えた。
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