姫と年下王子たち
今は、それがなんなのかはわからないけど、大事な大事なあたしの中にある気持ち…。



あのとき、ドアの隙間から…偶然だれかが見ていたことなんて…。

このときのあたしは、知りもしなかった。



次の日…。


「おはよ…」


小部屋に入るのが憂鬱だった。


「おはよーっ!」


なぜなら、いつもと変わらないあいさつをするみんなの中に…あの笹野くんもいるから。
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