姫と年下王子たち
だけど、たとえ不意打ちとは言え…。

キスをされたあたしの方が、…もっと最低だ。


それに、まともに会話をしていないのは、笹野くんだけじゃない。



「絢っ…」

「…………」


あの3人も、あたしを避けるようになった。


仕方ない…。

軽蔑されるようなことをしたのは、あたしなんだから…。


あたしは3人の気持ちを知っていながら、答えを曖昧にしていた。
< 3,060 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop