姫と年下王子たち
倒れたあとだし、由香里を無事に家まで送り届けたかった。


…これが本音。



「…クスッ」


すると、なぜか由香里が笑った。


「なんだよ?俺、なにかおかしいことでも言ったか?」

「ううん。ただ、全然変わってないな~と思って」

「そうか?」

「そうだよ。今まで、素直に家まで送ってくれたことなんて、一度もなかったよね」


…言われてみれば、確かにそうだったかもしれない。
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