姫と年下王子たち
おばさんはにこやかに手を振ると、また花壇の手入れに取りかかった。


俺はゆっくりと園花の家の門を閉め、とぼとぼと宛もなく歩く。



おばさんの言葉が、頭の中でこだまする。


“…実はね、園花。今日の花火大会は気になる人と行くんだって言って、家で大はしゃぎしてたのっ”


じゃあ園花は、本当に…俺のことを?

いや、でもっ……。


けど、万が一…園花が俺のことを好きだったなら……。
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