姫と年下王子たち
あたしは、工藤くんから顔を背ける。


「うわぁー♪ひなちゃん顔赤くして、照れてんの?」

「…照れてませんっ!」

「怒るときだけ敬語って、カッワイー♪」


工藤くんは、あたしの頬を人差し指でツンツンと突つく。

あたしは、その手を払い退ける。


…すると、今までじゃれついていた感じの工藤くんの雰囲気が、一瞬変わったような気がした。


あたしは、なにかの気配を察知して振り返る。
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