姫と年下王子たち
「うん!またね、桔平くんっ」

「ほなな~」


あたしは桔平くんの後ろ姿を見届けると、駅に向かった。



コウタとケンカしてしまったことは、悲しい。

いつ仲直りできるかもわからないし…。


でも、桔平くんと会えてよかった。


会ってなかったら、あたしは今もまだ泣いていたと思う。



「ありがとう、桔平くん」


あたしは小さく呟いた。
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