幼馴染の定義【完】
斗真の顔を直視出来ず、はじめちゃんに目線を移す。
あたしが助けを求めてるって言うのに、呆れたように鼻でフッと笑われた。
「W大か……」
斗真は何か思案するように小声でそう呟く。
……斗真は今誰を想って、何を考えてるんだろう。
はじめちゃんはとっくにペンを持ち問題を進めている。
やらなくても出来る癖に。
そう心のなかで呟いたのは内緒だ。
「そっか。巡頑張ってんもんな」
「……そんな事ない、よ」
どうしたら斗真の心の中を知る事が出来るんだろう。