~私が愛したのはひだまりみたいな王子様!?~



「終わらないよ~!!」



パチッとパンフレットをとめる音だけが広がる教室に私一人だけがいる



「もう、暗いなぁ…」



暗いけど終わらないよ!


どうしよう…


「後もうちょっと…」



-ガララ



「あっれぇ~優梨ちゃんだぁ!何してるのぉ?ひ・と・りで」



やたらと一人でという言葉を強調してくる



「なに?何か用?」



「別にぃ?優梨ちゃん似合ってるねぇ…」


「何が」



「雑用だよぉ」



「なっ」



こいつ…!



バカにしすぎでしょ!?



「帰って、邪魔になるからさ」



「ふぅん、まぁいいや。じゃあねぇ、優梨ちゃん」



私に手を降って教室を出ていった



-ガチャン



…!?



なに今の音…鍵が閉まった?



「バイバァイ、明日まで一人で頑張ってねぇ~」




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