ハピネス
傍にいるリリアに聞こえない程度の声で呟いた後、今日の放課後の事を思い返してみた。


『さぁさぁお2人さん!改めてきちんとお話したまえ!』


今日の全ての授業が終わった放課後、私は惟万理、比嘉君は千熊君に引きずられて、空き教室へ。


『あっと……朝も言ったけど、比嘉君ごめんなさい……』


『いや…オレも朝も言ったけど、言い過ぎた。ごめん早乙女』


『ハイハーイ。って事で、今の謝罪で比嘉 龍汰と早乙女 天祢の蟠りは完全に無しとしまーーす。皆さんいいですかーーー?』


『異議なーし!』


『おい士源…皆さんって1人しかいないぞ』
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