ハピネス
準お別れって何?と首を傾げる私に、「とりあえずまた座って」と声をかけるリリア。


「天祢、ハピネスに関するルールは何個か前に話したわよね?」


「それってハピネスである事は誰にもバレちゃダメとか、アレ?」


「そう。実はまだ話してないルールが幾つかあるのよ」


また座った私の前で巻物状態にした白い紙を広げたが…相変わらず読めない!


「1つはハピネスであった事は、ハピネスが無事終了しても口外しない事」


「それは言われなくても守るよ。だって誰も信じてくれないだろうし」


「でも後任者が1人の時までは、言ってもいいのよ」
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